レンダラー作ってる人はひょっとして気づいてないのかもしれませんが
マテリアルというのは必ず「レイヤー(階層)」が必要ですね。
マテリアルの一部の要素だけを上位から継承させたり、マスクで下位を覗かせたりとかする機能です。
たとえば「鏡面反射やバンプは同じだけど拡販反射だけが違う」なんてのは身の回りにもたくさんありますね。
ガンダムを作るのにも胸の青い部分と腹の赤い部分は、多くの人が
鏡面反射やその他の要素は同じで、拡散反射だけを変えて作るんじゃないですかね。
マーキングとかもそうだし、「汚し」なんかも基本、そのマテリアルを継承させて
一部を変えて作るわけですね。
まあ、ガンダムくらいなら一つ一つマテリアルを与えればいいじゃないかと思うかもしれませんが、
鏡面反射とかフレネルとかテストレンダしながら微調整しないとわからないですからね。
そのたびにガンダムなら赤と青と黄と白を同じように設定していくのは結構大変です。
そういうことから階層が必要なのはわかると思いますが、
じゃあ、レンダラーにそういう機能があればいいのかって言うとそうじゃないですね。
そういう階層を管理する機能はエクスポータとかシーンビルダーに要るんですね。
両方にあれば一番良いんですが、レンダラーに階層機能が無くても,
エクスポータが、レンダラー側のマテリアルの微調整が必要ないほどしっかりと出力して
且つ、階層やマスクを上手く判断して出力してくれればなんとかなるわけで
逆に、レンダラーだけにあっても、モデラーからのエクスポータに無ければ
モデリング変更してエクスポートしなおすたびに、レンダラー上で階層作り直しじゃ大変ですからね。
そういうわけでメタセコファイルとかOBJじゃだめなんです。
ShadeでもBlenderでも階層の持てるソフトのエクスポータを作るべき。
レンダラー作ってる人も、自分でガンダムでも身の回りのものでも作ってみればわかります。
ウサギとかドラゴンとか、他人が作った初音ミクとかレンダリングしててもわからないと思いますね。