CALLISTOの話が出てたので気になって試してみたんですが

CALLISTOはマルチスレッド(マルチコアCPU)に対応していないですね。
だから今ではGI無しならほとんどのシーンでShadeレンダラーのほうが早いです。
ディフューズのみでも、透明屈折のあるシーンでもShadeのほうが早いですね。
Shadeは他社の高速なレンダラーに比べて透明屈折が特に遅いんで負けるとも思いましたが
それでもCALLISTOのほうが遅いですね。(まあ1コアしか使えないんだから当然ですが)
Shadeのレンダラーが遅い遅いってイメージでみんな言ってますが、いまやCALLISTOのほうが遅いんですね。
イーフロの宣伝のせいか、一部の無知なShadeユーザーのせいか、
CALLITOがいまだに高速な高機能なレンダラーのように思ってる人がいるようですが、
今や、遅いと評判のShadeレンダラーよりさらに遅いんです。どれくらい古い時代のものかわかるでしょう。
もう何年も前のレンダラーですからね。正直ハナシにならないレベルだと思いますね。
シングルコアのCPUだとCALLISTOがいくらか有利にはなるでしょうがね。
出たころは当時のShadeレンダラーと比べれば確かに早かったんですが、
CALLISTOはもともと高速なレンダラーというウリだったので、デフォルトでは非常に品質の荒い設定になってるんですね。
しかも当時で言うハイブリッドレンダリングといって反射や屈折の無いものはスキャンラインを使って高速化してるんですが
だからマテリアルを当てていないシンプルなシーンでのテストでは早く感じるんです。
実際何かを作ろうとして、反射や透明の設定をして最低限のアンチエイリアスの品質や反射回数なんかを上げていくと
当時からShadeのレンダラーとそんなに変わらなかったです。
たぶんコンセプト的にはメンタルレイなんかに近い、物理的に正しい設定とか無視して、
ユーザーが設定を工夫して早くレンダリングするような使い方を想定してたんじゃないかと思いますね。
物理的な正しさを重視してるが遅いShadeレンダラーと、もう一つのレンダラーとして高速なCALLISTOがあるというのは、
理にかなったものだったんですが、いまやShadeレンダラーより遅いってんじゃ、存在価値無いですね。
次のShadeでCALLISTOはなくなるそうですが、こんなのあったってしょうがないと思いますね。
少なくともいまだにCALLISTOが高度で夢のようなスーパーレンダラーだと誤解してるShadeユーザーの目は覚ましてあげたほうがいいです。
かといってShadeのレンダラーがCALLISTO的な自由度が高く高速なレンダラーの代わりになることは無いと思うので
CALLISTO的なことがしたければ安い他社ソフトを買うといいんですけどね。
何買ったってCALLISTOなんかよりずっと高機能で早いはずです。
いや、CALLISTOの作者が見てたら悪いですけどね。日本製のレンダラーとして私は期待してたんですが。
ここ昔から読んでるひとなら私がCALLISTOをそうとう使ってたの知ってるでしょ。