透過の減衰


赤い球に白い棒をぶっ刺してます。
横棒は浅い部分に、縦棒は中心に刺さってます。
浅い部分は透けて見えてて、深い部分は透明度が下がって見えにくくなってますね。
現実の色ガラスなんかを想像すれば、そうなるのはわかりますよね。
これが今までのShadeではできなかったんです。
先日、半透明には吸収と拡散の2つがあると書きましたが、これが吸収のほうです。
これがCGで半透明物を作る第一歩なんですね。
これと拡散を組み合わせることで、いろんな現実の半透明をシミュレートできる、いわゆるSSSなんですが
今回のShade12の場合、拡散の計算がそういう理屈を合わせられるものじゃないので、上手くできないですね。
真っ黒になったり真っ白になったりする人が多いんじゃないかと思います。
プレビュー見ながら、「それっぽく見える」数値を探るしかないですね。
吸収だけに関しても、昔から私が書いてますが、半透明というのは厚さがなければ透明度は100%ですよね。
実はこの画像のように厚さ0の部分から球に赤くなるなんてことは現実にはありえないです。
設定しだいで、透明度100%から減衰していく設定もできなくもないですが、プログラマが理解してないのか
理解のない人にも使いやすいようあえてそうしたのか、そのように作られてないので、
やると他の部分で矛盾が出てきます。