PhysXソフトボディ


物理シミュは最近どうもリアルタイムのほうに注目が行ってるようですが
これってゲーム作ってる人に以外にはあまり恩恵が無いような。見るのは好きですが。
GeforcePhysXに対応した(PhysXボード買った人、涙目www)からといって安易に
「こういう機能がShadeなどの一般3DCGに搭載されるかも」
なんて期待を持つ人が増えたり、真に受けたプログラマがその気になったりしないで欲しいですね。
これほどのことが一般的に普及してるビデオカードでできるようになったことはすばらしいことですが
私はこの10分の一でも100分の一でもそれ以下の速度でも良いから、もっと精度の高いリアルな表現ができる物理シミュの機能が欲しいですね。
もちろんそれがリアルタイムでできるというのなら、なお良いですが。
考えてみればわかりますが、CGソフトでアニメーション作ってる人が、1フレームのレンダリングににどのくらいの時間かけてるか知りませんが
まあShadeなら速くても普通、数分か数十分かけてるでしょう。
それなら、それなりの品質が得られるならレンダリング前の数秒なんてたいしたことではないのです。
言い換えればある意味、普通のレンダラーでアニメを作ってる限りはリアルタイムな物理シミュなど必要ないということでもあります。
テストレンダやプレビューにのみPhysXを使うというようなことができれば良いですけどね。
コーヒーカップにスプーンを自然な感じで置ける機能とか、本棚に本を詰め込んだら端っこの本が傾いたり倒れたりとか
プリンをさらに置いたら下部がつぶれたりとか、ちょっとした水面の波紋とかね。
そういうことが数十秒とか数分かかってもいいから正確にできるようになれば、
動画はもちろん静止画を作ってる人にも、利用価値はたくさんありますよね。