映画のカムイ外伝amazonで観れるので見てたが、もともと映画、特に邦画が苦手な私は数十分でギブアップ。

とはいえ、評判の悪いアクションシーンは私はそれほど悪くないと思う。

そもそもカムイ伝とかドラゴンボールとか物理を無視したアクションは漫画ならではの表現であって、実写でやろうとするとどうやっても不自然になると思う。

白土世界特有の木から木へ飛び移ったり、岩壁を飛びはねながら登ったりという表現はうまく再現してると思った。

それを表現しようとしているだけでも原作へのリスペクトが感じられた。

おそらく原作のそれを知らない人にはおかしく感じるのだろう。

飯綱落としは無理に入れる必要はなかったのではないかと思うが。

そもそもあの糞つまらない原作エピソードを映画にしたところで面白くなるわけがないが。

いつもの私の持論だが、原作のカムイ外伝白土三平はかかわっていないと思う。

すくなくともカムイ伝や忍者武芸長の脚本を書いた人ではない。話が浅すぎる。

外伝もおそらく何度か脚本家が交代してると私は思ってるが、この時期は特につまらない。

小池一夫の下手なモノマネのような薄っぺらな人情時代劇というのか恥ずかしくて見てられない幼稚な話が多い。

柳生編というのかウツセや棒庵が出てくるころになると多少面白くなる。

とはいえ、出てきたときにはカムイより強く、カムイの最強のライバルになるはずだったウツセも、柳生編が終わるころにカムイと戦い、

たった数ページの戦いで足の裏にクナイがささって「うぎゃー」みたいなアホな負け方であっさり退場させてしまったのは、

脚本家が交代したこと、脚本家同士の引継ぎがうまくできていないこと意味してると思う。

そしてまた元のつまらない人情時代劇が始まる。

確か私はこの辺りを読んだ時期にいったん白土作品を集めるのを嫌になってやめていた。

 

映画のカムイ伝大後寿々花はかわいかった。大後寿々花のシーンだけは後で見てみようかと思っている。

漁村の娘の衣装もよく似合っている。そういえばあの漁村の建物や風景の映像はよくできていたと思う。

昔ネットでセーラー服のかわいい女の子の画像を見て保存していて、ずっと後に大後寿々花という女優だと知ったことがあって覚えていた。

映画が話題になったころにも書いたと思うが小雪は嫌いだ。顔が気持ち悪い。

小林薫の半兵衛は陽気なキャラという設定なんだろうが、馬鹿笑いしてるシーンばかりで不自然。脚本が悪いのだろう。

ベテラン名俳優の無駄遣いって感じがする。