日暮修一というとビッグコミックの表紙の有名人の似顔絵をずっと書いてたことで有名ですが

 

 

 実は似顔絵だけではなく、写実的な静物画、コミック調のイラストレーション、ノーマンロックウェル調などいろんな画風を持っていて、

昔の白土三平の単行本の表紙の不気味な絵もこの人だと知った時は驚きました。

このビッグな顔という画集はその名の通りビッグの表紙の似顔絵オンリーで、初期のものは私的にはあまり見ごたえがなく、どちらかというと資料的な価値が高いと思います。

 

 それでこっちの画集も買ってみたんですが、もうものすごいですね。

似顔絵もそれ以外の絵もたっぷり入ってます。

こっちのほうが後に出たらしく、似顔絵は安倍元総理や宇多田ヒカルも入ってます。

買うならこっちです。

 

それでペー〇ー佐藤の時も試したんですが、大先生に対して大変失礼な行為ではありますがw

ネットで似顔絵のもとにしたと思われる写真を探してきてPCで重ねてみたんですが、完全に一致するので、やはりトレスしてますね。

こういう人の顔が上手い人ってやっぱりトレスなんだなあ。

もちろんトレスだからと言ってすごさが変わるわけではなく、顔以外の部分は独特のデフォルメされてるんだし

それらを写真とマッチさせる技術、複数の写真を組み合わせて一枚の絵にする技術、どのような写真も自分のタッチで表現できる技術はほんとに神業と言っていいものなんですけどね。