村上豊が挿絵を描いてる小説や絵本を1円とか数十円で買えるようなものがあると買いあさっていますが

うそつき大ちゃん (ポプラの森)

うそつき大ちゃん (ポプラの森)

この表紙の黄色い服の男の子(おそらく主人公の健ちゃん)の右腕と右わき腹は一体どうなっているのだろう。
こういうデフォルメだと言えばそれまでだが、他の子たちは普通なのにね。
天才の描く絵は自由すぎる
この作品は小学生向けの課題図書だそうで、ふだん本を読まない私にも読みやすいが、あまり面白くはない。
嘘つき呼ばわりされてクラスの仲間外れだった大ちゃんと親しくなることで、周りに合わせることばかり気を使っていた健ちゃんがすこし成長する話。
小学校高学年くらいは女の子のほうが大人びていて、積極的に男の子の中に入ってきて、うれしいような恥ずかしいような煙たいようなあの感じもよく出ている。
ただ、読み続けていくと狙ってるというか、ひょっとしてそういう課題図書的なフォーマットをなぞってるだけなんじゃないかという気もしないではない。
村上豊の挿絵もあまりやる気を感じない。
村上豊の小学生向けの絵で言えばこっちのほうがいいな。これもそのうち買ってみなくては。
一応小説も読むというルールで買ってるから。
村上豊といえば代表作ともいえる陰陽師シリーズももちろんいいの多いんだけど、小説が面白くないのでなかなか買えない。