小島剛夕の「首斬り朝」の表紙がいいなあと思ったので古本ショップで集めて保存しておく

これカラーで統一性あるけど書き下ろしですかね
なんていうかコミックの表紙って何気なく見てるけど、デザイナーが入れたロゴって邪魔だよねw
やっぱり画家はロゴが入ることを想定して描いてはいるのだろうけども、こういう1枚絵で見るとそれで空間も含めた絵として既に完成されているのがわかる。
他の出版社のものや他の小島作品だって、もちろん小島剛夕の絵なんだけど、それほど魅力を感じなかったのはそういうことかな。
こういうデザインにしたデザイナーは小島剛夕の良さがわかってるのかもね。この絵の空間部分にもしロゴが入っていたら台無しになっていたはずだ。
「首斬り朝」は面白いですよ。「子連れ狼」の拝一刀と性格も容姿もよく似た同じ「公儀介錯人(死刑執行人)」の朝右衛門が主人公で
首を斬ること(介錯)に関するいろんなエピソードが毎回繰り広げられる、介錯人時代の拝一刀かスピンオフ作品のように読めます。
わたし子連れ狼も好きだけど、長編としてみた場合、脱線とか中だるみが多すぎると思う。
たとえば一揆を首謀したとして死刑にされる武士が、最期の数日を大五郎と過ごすエピソードとか
たまに挿入される短編的な部分が面白いと思う。


あれっ。
これ、こうやって並べてみると2巻と8巻(上段左2と下段左2)は構図も女性のポーズも全く同じだ。