つけペンによる漫画絵が描きたいと以前から思ってたんで
Gペンを買ってきてとりあえずドラえもんなんかを見ながら描いている。

全然だめだけど、これ最初の1枚だからね。今はもうちょっとペンの扱いに慣れてきた。
なにしろつけペンはもちろん、紙に絵を描くという行為自体、20年ぶりくらいだ。
つけペンはアニメが好きだったからセル画のイラストを描くのに使ってたが、漫画絵を描くのはほとんど初めて。
なかなか楽しい。
藤子Fの絵はシンプルだが似せて書くのは非常に難しい。描いてみると曲線がちゃんと立体をとらえているのがわかる。
たとえばドラえもんの目の輪郭にしても単純な楕円ではなく、顔の曲面に沿った楕円になっているのである。
それはドラえもんの足やのび太の靴の楕円もそうだ。1本の線で書かれた楕円でありながら厚みや向きを感じさせる。
これは意図的にそうしているというよりも、確かなデッサン力を持った人が書くと自然とそうなるということかと思う。
そして藤子Fの描く線は「継ぎ目」や「途切れているところ」「はみ出してるところ」が全くない。
その点では上の私のは全く駄目だ。0点だ。逆に言うとそこができれば似てなくても多少マシに見えると思うんだけど。
20年ぶりに絵を描いてみて気づいたが、私、老眼が出てきてるな。ペン先や細かい部分を見ようとするとボケる。

このしずかちゃんは雰囲気は出てると思う。描いてて野村道子の声が聞こえてきたら成功だ。
なぜドラえもんを見て描いてるのにドラえもんが無いかというと、ドラえもんの体の縦線が描けないからである。
ドラえもんのあの縦線はスクリーントーンではなく、なんとすべて定規で書かれているそうだ。それも挑戦するつもり。