ルパン三世2期で宮崎駿が演出・脚本した神回

「死の翼アルバトロス」がYoutubeで公開されてます。

まあ、私はVHS時代に自分で録画したテープが今も押し入れのどこかにありますが。

なんと不二子の裸のシーンにボカシが入っている。今はあの程度もダメなのか。

宮崎駿があのようなヌードシーンを入れることに当時から違和感があったからどうでもいいが。

この回は2期のキャラデザイナー北原健雄の不二子ではなく、宮崎駿か大塚康夫の絵で描かれている。

違いが判らない人はOPの不二子と見比べてみるといい。本編の不二子と同一人物に見えないほど違う。

宮崎駿のルパンは唯一難点を挙げると不二子のキャラに魅力がない。

これは不二子が宮崎駿の描く女性像にあっていないというのもあるが、もう一つは大塚康夫の絵のせいもあると思う。

大塚康夫はアニメーターとしては宮崎駿の先輩でもあり、宮崎駿から絶大な信頼を受けルパン1期、カリ城未来少年コナンナウシカなど宮崎作品を作画監督面で支えた天才アニメーターですが

女性をかわいく描くことにあまり興味がなかったようで宮崎駿と揉めることがあったようです。

有名なカリ城のポスターでもクラリスだけを宮崎駿が描いてるそうです。

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たしかにカリ城クラリスナウシカ未来少年コナンのラナも魅力的な宮崎ヒロインですが、作画だけで見るとかわいいカットというのが思いつかないのはそういう理由があるのだった。

そういう意味でこの回の作画監督が大塚康夫かどうかはわからないが、かわいくも色っぽくもない不二子が裸にされたり、薄着でアクションしたりするシーンは無くてもよかったのにと今見ても思う。