ずっとやってみたいと思ってたPS2時代のゲーム「ICO」を今頃プレイしてるんですが
あまり面白くないな。もっとグラフィックを見せる雰囲気ゲーかと思ってたら、
同じような景色ばかりだし、脱出系パズル要素が結構強い。それでいてこのパズルがあまりよくできてると思えない。
バイハザードにもよくある感じのパズルで、バイオハザードのようなゲームでは息抜き的な一要素に過ぎないものが
このゲームではメインなわけでそれは物足りなさを感じるのもしょうがない。
こういうパズルって、これは動かせるんじゃないか、こうやったらこうなるんじゃないか、とか試行錯誤して
その通りになった時の快感がいいと思うんだけど、そういう快感がない。
色が違うタイルに乗ったらドアが開くとか、火をつけたらドアが開くみたいな装置があるけど、
なんでそれに火をつけたらドアが開くのか意味が分からない。
「なんかあそこに火が付きそう」「あれに何か仕掛けがありそう」みたいなのがないんだよね。
必然性がないから出鱈目にやって偶然できたみたいなのばかりで、解いたという快感がない。
全体的に見てもどうやったらここから出られるのかわからないから、出鱈目に行けるところに言ってるだけだし
ゴールに近づいてるのかどうかも感じられず、やる気が続かない。
まあ15年前のゲームだしな。


ああ、書いてて一番いい例を思いついた。
床が崩れてて通れない場所で、天井に登ってシャンデリアをたたいたらシャンデリアが橋の上に落ちて橋が歪んで
その橋を爆破するとうまいこと下に倒れてきて通れるようになったというシーンがありますが、
それってユーザーはそこを通るのにシャンデリア叩こうなんて思わないでしょ。そこに登れて叩けるからやってみただけで。
要するにユーザーはできることを全部やってるだけなのです。考えてもそんなのわかるわけない。
そういう部分がこのゲームの退屈さの原因だと思う。