自分は友達というのがおらず、会うとあいさつ程度の話をするのがアパートの大家さんくらいだったんだけど、
最近その大家さんに会わないので病気でもしてるのだろうと思ってて、さっき息子さんがいたので聞いてみると4月18日に亡くなっていたのだそうだ。
死因はがんで息子さんも亡くなる直前まで知らなかったとか。
自分は最後にあったのはいつだろう。去年の年末くらいに会ったきりか。
いつ頃がんと知ったのかわからないが、去年は普通に仕事や植木の手入れをしていた。
今思うとあまり明るい顔をしていることはなかったように思う。
何事にも詳しい人で、私は他に聞く人がいないので、世間の物事だとか、役所の手続きとか、田舎の家の管理とか、車やバイクのこととか、わからないことは何でもその人に聞いていた。
「何かあればあの人に聞けばいい」という安心感が急にぽっかりと無くなってしまった。
あんなに毎日、お客さんのために忙しく電話で話して車で出て行ったり、好きな植木や花の世話をしたり、アパートの掃除や修理をしたり精力的に生きていた人が、
こんなにフッと消えるように亡くなってしまうとは。命の儚さを考えさせられる。