ジョーズ3ってDVD化されてるんですね。
あれは立体映画だったはず。立体映像ですね。あのころ流行りました。
今もあるんですか、ああいうの。
Shadeでも立体視用の画像を出力できますが、ああいうのは裸眼立体視ステレオグラム)って言って
見る人に少しテクニックが必要ですよね。
立体視は右目と左目で視点のずれた画像を見せられれば何でもいいわけで
劇場では観客は配られた赤と青の色眼鏡をかけてみるんです。振り向くとかなり異様な光景。
映像も赤と青が重なった映像になっていて赤いレンズを通したほうの目では赤は見えなくて
青の方の目は青い映像は見えないという仕組みです。(アナグリフとかいうらしい)
この頃、大作映画からB級映画までいろいろ作られてたはず。オバケのQ太郎とかもあったと思います。
レーザーディスクのソフトも結構出てたはず。
同じ方式のものがイラストや写真ですが子供向け科学雑誌の付録に付いてたりしましたよね。
私も興味があって自作した眼鏡とMZ-1500で簡単な動画のプログラム作って遊んでました。
厚紙に赤青のセロハン貼り付けたメガネかけて寄り目になってパソコンしてる私を親はさぞかし心配したことでしょう。
おかげでこんなに立派なオタクなオッサンになりました。
そんなことより劇場の巨大スクリーンで見る立体映像の効果は凄いです。今もあるならぜひ見に行くべし。
物が飛んでくるシーンでは観客がいっせいに「どひぃっ」と言ってのけぞりますし、
近くのものはほんとに目の前にあるように見えるので手を伸ばしたくなるんですよね(ほんとなんだって)。
鑑賞中、何度も後ろの人に頭を小突かれます。(実話)
この方法はモノクロでしかできないという欠点がありますから、ちょっと後になって
赤青メガネじゃなくて偏光板のメガネを使った方式もできましたね。
偏光板ていうのはカメラのフィルターに使われるらしいですが、電卓壊すと液晶の部分に入ってます。
「光の縦波は通すけど横波は通さない」て奴です。2枚重ねると角度によって透けたり黒くなったりします。
で、これも縦波だけの映像と横波だけの映像を映して立体視させる仕組みですね。
この本式はカラーができるんですが特殊な映像機が必要なので通常の劇場ではできないようです。
私の知る限りではディズニーランドで公開された
マイケルジャクソン主演(美術はギーガーじゃないのかな?)のキャプテンEOだけですね。
これ当時東京ディズニーランドで見ました。すごかったです。
赤青メガネじゃないことに驚いたんで、ほんとは出口で返さないといけない偏光板メガネを
ポケットに隠して持って帰って研究しました。(で偏光板だとわかったんですが)
レーザーディスクやDVDでは右目と左目にシャッターが付いてるのもあるそうですよね、確か。
映像をそのシャッターが交互に開閉する速度に合わせて切り替わるのかな。うるさくないのか。
まあいろんな方式があるようです
何で立体映像は廃れかけてるんですかね。凄く面白いジャンルだと思うんですけど。
ジョーズ3もどうやってリマスターしてるのか多分通常の映像ですよね。
ひょっとして視聴者も制作側も立体映像の凄さを知らないんじゃないのかな、と思って力説してみたんですがね。
決していかがわしいビデオやアイドルのビデオに立体映像が採用されるを願って力説してるわけではないです。
オマケ ttp://perso.wanadoo.fr/oxipion/video.html