まったく関係ない話だが

マッコウクジラはその名のとおり「抹香」というニオイの成分が取れるんですが
香料の「抹香」は植物から採るものであってマッコウクジラから採るものではないそうだ。
マッコウクジラから取れる香料は「龍涎香(りゅうぜんこう)」というらしい。ううむ。
「麝香(ジャコウ)」という香料はジャコウジカから採るそうだか
ジャコウネコやジャコウネズミからは採らないらしい。
わかりにくい。
この辺はニオイの名称が、そのニオイを指すものなのか香料をさすものか区別が無いから理解しにくいんだと思う。
「抹香」という言葉が製品としての香料をさすものであれば
マッコウクジラから抹香が取れる」と書くと間違いだが
「抹香」がニオイを指す言葉であればそれでも間違いではない気がする。

ちなみに「ミント」と「メンソール」と「メントール」と「ハッカ」じゃ何が違うのか
という質問を見かけることがありますが
「ミント」と「ハッカ」は同じ植物の名ですね。英語と日本語の違い。
「メンソール」というのはそれらが持つ成分の名称ですね。
「メントール」は発音のカタカナへの変換が違うだけで同じもの。
要するに大まかに言うとみな同じニオイってこと。


ついでに調べてみましたが
龍涎香」というのは「アンバー」とも呼ばれてるようですが
色の名称である「アンバー」とは特に関係ないようです。
現在では三原色といえばCMYというようにシアン、マゼンダ、イエローが常識ですが
私が子供のころMSXやMZなど8色や16色のパソコンで中間色を出すために四苦八苦してたころは
光の三原色はRGBで同じですが、色の三原色といえばシアン、マゼンダ、アンバーって言ってましたけどね。
なぜあのころはイエローをアンバーといってたのかよくわからないです。
アンバーとは「琥珀」とか「琥珀色」のことらしいですが。