GIレンダラーってパストレでもフォトンマップでも

指定した反射回数までしか計算されませんね。
反射が何度も起こるような閉じた室内のシーンでもまあ6〜8回くらいにしておけばまず不自然になることはない、てことになってます。
その程度反射を繰り返せば明るさは減るので画像に影響を与えないからですね。
多い人でも10回程度にしてるんじゃないでしょうか。
ですがこれってのは、逆に言うというとどんなに明るい光でもその回数になれば計算をやめてしまうって事です。
要するに明るい部分ほど、目に見えやすいところほど現実と違う、ということになりますね。
Shadeのラジオシティの方式では反射回数は持ってないのです。
延々と反射を計算して指定した明るさ(コンバージェンス)に減衰するまで計算を続けます。
コンバージェンスを0%にすれば完全に明るさがなくなるまで計算するということです。
たとえ時間節約のためコンバージェンスに幾らかの数値を入れたとしても
暗い部分、目立たない部分の計算をやめるわけで、シーン全体の明るさという意味では
パストレやフォトンマップより現実に近い結果が得られるのです。
もちろん、それ以外の問題もあるのでこれだけでラジオシティが優れてるというわけではないですが。
この方式のラジオシティが下火になってるのは残念ですね。
というかもともと私の知る限りShadeとLightFlowしか無いんですけどね