夜中にジョギングをしてるが、途中にある駐車場で、暗闇の中、いつも小汚い爺さんが車のそばにしゃがんで何やらごそごそしてて怪しいと思ってたんだけど

よく見ると車の下に子猫がいついていて、爺さんが毎日毎日、自転車できて餌をやっているのだった。

爺さんは猫に「ニャーオ」を名付けてるらしく「ニャーオ、これも欲しいのか?食べるか?」などと話しかけていて、

猫も「ニャーオ、ニャーオ」と甘えた声で返事をしていてまさに相思相愛の仲のようだった。

それが先日、猫が住処にしていた車が無くなっていて、そのせいか猫もいなかった。

少し心配になったが案の定、ある日猫のいない駐車場でオロオロとしている爺さんがいた。

「おーい、ニャーオ、ニャーオ」と泣きそうな声で自転車でフラフラと帰っていった。