同じヘッド詰まりの中古プリンタを5台買って、全部ヘッドを洗浄してみたんですが
全滅でしたね。どれも多少インクは出るようになるが、擦れて使い物にならない。
しかもどれも最初の詰まりとは違う感じですね。たぶんインク詰まりは取れても、
洗ったせいでどこか壊れるんでしょうかね。それとも水道水の不純物が詰まるとかかもしれない。
1個分解して、プラスチックの一体成型の部分もペンチでバキバキ折って仕組みを見てみたんですが
CANONのヘッドに限りますが、詰まるようなところはほとんどないですね。内部に複雑な仕組みがあってそこでつまってるのかと思ってましたが
中の仕組みは結構単純で、上から下までアリが通れるくらいの穴が通ってるだけです。そう詰まるようなところなんてない。
一番下のインクが噴き出る金属のスリットは非常に細いもので肉眼では詰まりが見えませんが、
光に向けて除くと光が抜けるので詰まりを確認することができます。これも洗えば大抵詰まりは取れます。
一番上の銀色のインクがしみこむ部分、あれがスポンジのような素材で中まで続いてるのかと思ってましたが
あれもただの膜のような表面だけ物で、詰まるようなものじゃない。
じゃ何がいけないのかというとやっぱり、ヘッドの電気的なものでしょうかね。化学的というか。ミクロのレベル。
インクジェットの仕組みがよくわからないんですが、電気だか磁気だかで噴き出したインクをコントロールするわけでしょう。
それがうまくいかなくなるんじゃないかと、今のところ思ってますが。
あの金属部分をアルコールで洗うか、接点復活材を試してみようかな。