自転車こいでたら道路工事してて誘導員の指示どおりに仮設の鉄板の歩道を通ったら

大きな段差があって自転車が滑ってひっくり返った。
私は股が裂けそうなくらい踏ん張って手を突いたのでコケなかったが手のひらを少しすりむいた。
「アイタ〜〜ッ」
「だ、大丈夫ですか?」
「ふう〜、大丈夫みたい。ハハ。」(←照れ隠しでなぜかすごい笑顔)
「大丈夫ですか?(・・・なにこいつコケたのにめちゃ笑ってる。)」
「ちよっと手をすりむいたけど。ハハハ。」(←周りの人の視線が気になって見回す)
「大丈夫ですか?(なにこいつみんなにスゲー笑いかけてる。キモ。)」
「あ〜、ここの段差で滑ったんだなあ。」(照れ隠しでなぜか原因を分析している)
「大丈夫ですか?(大丈夫なら早くどけよ)」
寂しかった。もっと他の言葉もかけてよ。
後になって、どう考えても誘導の仕方と歩道の作り方に責任があるだと気づいて腹が立ってきた。
私がその部分を責めればそいつらも「大丈夫ですか」じゃすまないはずなんだが
まあ文句言って誤らせたって恥の上塗りだからやめといた。
ちなみに帰りは違う道で帰った。
また照れ隠しに笑顔になって「うわ、まだこいつ笑ってる」とか思われたくないし。