スムージングの限界角度はたいていのソフトでデフォルトは30とか60のような数値になっていて
30だった場合は正12角柱、60の場合は正6角柱を、多角柱として描くか円柱として描くかことになるわけですね。
ですが通常、モデラーで作った正多角柱、例えば正六角柱の稜線の角度は正確に均等な60度ではないですよね。
角度で指定して作るようなモデラーがあるなら別ですが、通常プログラム内部では角度なんて持ってなくて
角度が必要なときに座標から算出してるんでしょうから。(追記:角度にあたる「法線情報」を持ってるソフトは多分たくさんある)
そうすると先日も書いたデジタルであるが故の誤差のこともあるので稜線によってスムージングがかかったりかからなかったりします。
それでデジタル上では正しいんですがユーザーには扱いにくいですね。

左:スムージングON 中:30度に指定(スムージングON/OFFが混在してしまっている) 右:スムージングOFF
六角で作った十二角柱をShadeでもCallistoでもRedqueenでも試しましたが同じ結果ですね。(ある意味、みな正確だと言うことがわかって安心もしましたが)
モデラーにもよるだろうし作り方にもよるかもしれませんが、
偶然意図どおりにシェーディングされることはあるかもしれませんが問題を孕んでるのは変わらないでしょうね。
だから正多角柱をそのまま使うことは多いと思うのでこういう数値はデフォルトは31とか29とか、または30.001とか29.999などにしたほうがいいんじゃないかと思うんですよね。
わかりにくいかな。
まあフツー、私みたいに限界角度ギリギリの所でモデリングしたりはしないでしょうけどね。
ポリゴン数をコントロールしようとすると必ず必要になってくるはずです。
まあ私は角度で指定する以外の方式が早く一般化して欲しいと思ってますが。難しいでしょうね。