私の中で小野リサはものすごく高い位置にいて・・・
というのを先日書いたんですが、では一番高いところにいるのは誰なんでしょうか。
はっきり答えられます。
それはCG作家でも画家でもなくて、
楽家ヨハン・セバスチャン・バッハ」なんです。私にとって「神」です。
宗教には関心ないので宗教家にとっての「神」ってどういうものなのか知りませんが多分それに近い感情なんでしょう。
一番高いところにいるってはっきりわかります。
バッハの音楽が自分にとって一番きれいなもの、完全に純粋なものなんですね。
絶対的なものって何でしょうか。「愛」ですか?ポッ
私にとっては「バッハの音楽」が絶対的なものです。
自分が何をやってるのか、何を信じたらいいのかわからなくなってもバッハの音楽がきれいならそれでいいんですよ。
CGやってても、リアルってなんだろう。いやまてこれホントにリアルか?
いやそれよりリアルなだけのCGなんて価値あるのか?とか不安に思うことないですか。
バッハの音楽を聞くとそういうのどうでも良くなります。今のまま続けて大丈夫。
バッハ=神に近づこうなんて馬鹿なことです。
もしすこしでも近づきたければ、自分にできることを延々と繰り返し続けることだと思います。なんとなくそんな気がするんです。
仏教でも、念仏を何度も唱えて同じ行を繰り返すことによって救われるとか
キリスト教でも聖書を何度も読んで祈りを繰り返すでしょう。あんな感じです。
バッハの音楽も単純なメロディーの繰り返しが多いです。
バグダッドカフェという映画に、誰も来ないレストランで家族がケンカしたり
ドタバタとストーリーが進んでいく中でバッハの単調な曲をピアノで延々と弾いてる人が出てきます。
私はクラシックギターでバッハの「無伴奏チェロ組曲」第1番のプレリュードを何年も毎日弾き続けたこともあります。
今思うとあれは私にとって祈りや念仏のようなものだったのかもしれません。
CGでそういう境地にたどり着ければいいですね。