のび太ドラえもんの道具で夜空の星を部屋に取り寄せてしまう話があったと思う。
その星は隕石か大きな岩の塊のように描かれていた。
星の王子様の挿絵なんかでもそうだし

星の王子さま―オリジナル版

星の王子さま―オリジナル版

漫画やSFの世界では夜空の星がこのように描かれることは多いですが
実は夜空に輝いているそれこそ星の数ほどあるあの星たちははそういうものではないです。
私たちに光って見えるあれら星はみな恒星なんですよね。恒星というのは自分で光っている星のこと。
私たちの身近なものでは太陽です。
太陽というのは私たちの住む太陽系の中心にある、ものすごく大きくてものすごく燃えてて唯一無二の存在のようですが
信じられないことですが宇宙にはそんなとてつもないものがあれほど無数にあるということなのです。
そしていつも私たちに見えてるあの夜空の星がそれなのです。ぶっちゃけて言えばあれらは星というよりみな太陽なのです。
さらにその各太陽の周りにはやはり太陽系と同じように光っていない私たちには見えない星がこれまた無数にあるんでしょう。
それほど宇宙というのは広く、膨大なのです。
おそらく太陽より何十倍何百倍も大きいものがあるんでしょう。それが何百年もかけて私たちの目に届いてるのです。
逆に言えばそんなものすごいエネルギーで燃えている巨大な星だからこそ、何百光年という遠くの地球からでも見えるのです。
何百年もかけて宇宙を飛んできた光が私たちの目に映るわけですね。
漫画のように夜空の星が隕石のようなものだったり月か金星のようなものだったら人間の目に見えることはないですね。
だって、太陽系内にある冥王星海王星だって肉眼じゃ見えないってのに。
月や金星は自分では光っていませんが、それらの星に比べずっと地球の近くにあるので太陽の光によって光って見えるのです。
これって宇宙が好きな人には当たり前のことかもしれませんが、ちょっとイメージしにくいですよね。
漫画のせいかなんなのか、夜空に輝いてる星にロケットで飛んでって近づいてみれば
月や火星のような、石や砂やクレーターででこぼこした星というイメージがありますよね
私は子供はいませんが、子供に「星は何で光ってるの?」と聞かれたら世のお父さんたちはなんて答えるのだろうか。