絵本画家の瀬川康男が亡くなったそうです

瀬川康男といえば「いないいないばあ」という絵本が有名らしくて
ネットでもよく見かけるんですが、私は日本の昔話のイメージが強いですね。
「かちかちやま」とか「やまんばのにしき」とか、血のような朱色を特徴的に使っていて
幼児のころの私でも、名前は知らなくても「ああこの人の絵だな」って意識してましたね。
それくらい個性的だった。
「うりんこのやま」という、これは絵本じゃなくて小学生向けくらいの結構厚い小説だったんですが
好きでよく読んだ。
ネットで「いないいないばあ」みたいな情操教育絵本ぽい作品のほうが有名なのを知ってすごく意外でしたね。
ルイス・ウェインのような抽象画っぽい要素もありましたよね。
あれが日本の昔話の暗さと相まって怖かった。
今思うとあの頃の子供って、ものすごいアートを身近に見てたわけですね。
外国の昔話なら司修とかね。「おうさまのたけうま」とかすごい絵だったと思う。
「モチモチの木」の滝平二郎も去年亡くなったんですよね。
ずっと「たき・へいじろう」だと思ってましたが「たきだいら・じろう」だそうです