AKIRAの1,2巻あたりに出てくるこのメガネの男は何だったのだろう?

はじめは軍の大佐の部下で、一般人を装い、飲み屋で金田や竜の動向を探っている。
踏み込んだ軍の兵を指揮していることからもそれなりの地位のある人物のようだ。
軍の人間の割にはナイフ投げを使うなど得体のしれないところがある。
竜の相方(名前不明:画像右上)にスパイだと見破られ格闘になりケガを負うが、
病院でケガの痛みに苦しみながらも大佐に情報を伝えるなど、大佐への忠誠心を見せる演出がある。
が、その後、金田とケイが研究所から脱出するときに現れ、死んだ友人の遺志を継ぐためと言って金田とケイの味方に付く。
これは要するに金田らを探るための芝居だということだろう。金田側にいるときは別人のようにお人好しそうな表情と言動になる。
その後しばらく金田らと行動を共にするが、自分に怪我をさせた竜の相方を見つけ、復讐しようとする。
まるで竜の相方を探すために金田についてきたような感じになっている。
これほど地位もあり優秀な人が個人的な復讐のためにこんな危険を冒してきたのだろうか?
しかもそんなところで会えるという予測はできなかったはずなのに、まるで分っていたようなセリフ。
そして竜の相方との乱闘中に、軍に敵と間違われ射殺される。
あれだけ個性を発揮させていたキャラの割に死に方があっけない。
あの病院での大佐との会話のワンシーンを覚えてなければ本当に友人のために金田側へ寝返ったとも見れる。
何のスパイ活動も悪さもしないうちに死んだのだから。かといって味方として何かしたわけでもない。
敵なのか味方のなのか、得体のしれないキャラとして活躍するはずが、ストーリー上、必要なくなったなったのだろうか。
もっと活躍してほしかった。名前もわからない。