夏目漱石の「吾輩は猫である」に「トチメンボー」という単語が出てきますが
これは昔から検索しても「吾輩は猫であるに出てくる言葉」としか出てこないので、
ずっと漱石が考えたデタラメな言葉か、もしくは、そんな「綿棒」のブランドでもあったのかと思ってましたが、
これは「栃(トチ)」という木の実(トチノミ)を使った麺をこねる麺棒のことなんだそうです。
「栃麺棒」で検索すると普通に出てくるのです。
「栃の実」は日本では昔から非常食として食べられていて、驚いた時の「面食らう」とは「栃麺棒を食らう」から来てるとか
マロングラッセの「マロン」とはもともと「栃の実」のことだったとか
色々調べられますが、漢字で検索すると逆に「吾輩は猫である」のことは出てこないのです。不思議。