色について考えるとわからない部分がある
昔、「ピンクという色はない」という話でも書きましたが
私たちCGをやってるものには色というものは3原色があってその組み合わせで色ができていると思いがちですが
現実には光の波長の長い短いだけがあって、波長のここからここまで赤、ここからここまでが青、みたいに
人間の視覚が勝手に割り当ててるだけです。簡単に調べてみると各色の波長とは、波長の長いほうから並べると
赤(R) 625 - 740 nm
黄(Y) 570 - 585 nm
緑(G) 500 - 560 nm
水(C) 490 - 500 nm
青(B) 445 - 485 nm
みたいな感じで割り当てられるらしい。虹やスペクトルの並びと同じですね。
呼称の問題があるかと思いますがまあ適当に理解してほしい。
私が不思議に思うのは、赤の光と緑の光を重ね合わせると黄になるんですが
これがなぜ、上の並びで見て赤と緑の中間である黄と一致するのだろうか?
何言ってるかわからない?
要するに、黄色というのは、スペクトルで赤と緑の中間の波長で作ることができ、
また、赤と緑を重ねることでも作ることができるってことです。
なぜ人間の視覚は、「2つの中間の波長」と「2つの波長を重ねたたもの」が同じ色だと知っていたのでしょうか。
知っていた、というのもちょっとニュアンスが違うんだけどうまく説明できないな。
当たり前と思うかもしれませんが、ではおなじ「波長」ということで音に置き換えて考えてみましょう。
ドレミのドとミを出したら中間のレに聞こえますか?聞こえないでしょう。
視覚はそういうことをしてるってことです。
これが不思議でしょうがないんですけどね。
ひょっとしたら光の波長というものは「2つの波長が重なると中間の波長になる」という性質を持っているというなら
説明がつきますけどね。誰か知ってたら教えてほしい。