18日 入院。明日13時からの手術のために21時から絶食。水分は明日の朝9時までは摂っていい。


19日 手術の前に腹を空にするために浣腸される。浣腸してトイレまで医師がついてきてどれくらい出たか確認される。
排泄したものを見せるのは肛門を見せるより恥ずかしい。
肛門みせたり、ちんちんをいじられたり、陰毛を剃られたり恥ずかしいことばかりだが、
医師や看護婦が嫌がらずにやってくれてるのだから、なるべく恥ずかしがらずに素直に従うことにしている。
手術は下半身麻酔なので痛みも何もなく終わる。下半身麻酔の脊髄注射はめちゃ痛いというのを聞くことがあるが、別に普通の注射と変わらなかった。
オムツをされ、尿を取るカテーテルをちんちんに刺したまま部屋に帰される。
下半身麻酔をした後は頭を30度以上起こしたらいけないらしい。下半身はもちろん動かない。それで翌朝まで過ごさないといけない。
本は読める。食事は食べやすいようにおにぎりと焼き魚や果物を串に刺したものを出してくれたが、それでも皿に何が乗ってるか見えないので食べるのは大変だった。
夜中、麻酔が切れてくると手術による尿道の痛みとカテーテルの不快感でひどく辛い。下半身が動かせずずっと同じ姿勢で寝てるせいか腰が圧迫されて痛い。
夜勤の若くてかわいい看護婦さんに痛み止めの座薬を入れてもらう。朝方にも同じ不快感に襲われこの看護婦さんに座薬を入れてもらう。
入院中、どの看護婦さんも親切で感じのいい人ばかりだったが、その若くてかわいい看護婦さんには座薬を入れてもらうだけだったのがなんか悪い感じ。
朝方ふいに、ウンコをしたくなったらどうすればいいのか心配になる。オムツをしてるがオムツにすればいいのか、看護婦さんを呼んで尿瓶にするのだろうか。
どっちもいやだ。起きていいといわれるまで我慢するしかないと思ってたら、何かが腸に伝わったのか猛烈な便意に襲われる。
これは狂いそうにものすごく辛かった。ナースコールで看護婦さんを呼ぶ。するともう起きてトイレに行っていいという。
ええっ、そうだったのか。もっと早く言えばよかった。カテーテルと点滴は刺さったままだが、うんこはできる体制にしてもらってトイレに行った。
やれやれ。ここ数年で最大のピンチだった。
その後医師が来て不快感の元凶であるカテーテルを外してくれた。オムツもとれた。手術後は熱が出やすいらしく、その日はずっと点滴と体温と血圧の測定のくりかえし。


20日 まだ血尿と排尿時の痛みがあるが体調は問題なし。引き続き点滴と体温と血圧の測定のくりかえし。ベッドの上で食事を待つだけの生活。


21日 計画書では明日以降もまだしばらく様子見で入院することになっているが、これと言って明日以降何をするか決まってるわけでもない様子。
明日何か必要な検査があったとしても明日来ればいいのであって、何のために入院してるのかわからないので退院させてほしいと頼む。
切実な願いが聞き入れられ夕方に退院。


ちなみに手術では問題の大きい石は壊せなかった。ただ前回入れようとして入らなかったステント(尿管の通りをよくする管)は入れられたので
長期戦になっても腎臓に負担がかかったり、炎症で痛むことはないとのこと。
次は5月の10日に検査をすることになった。まだ20日も石を腹に入れたまま過ごすのか…