一見、実物のようなのに、別の角度から見たら実は絵や写真だったという
いわゆる「騙し絵」をよく見かけるようになりましたね。ここでも何度か取り上げましたが。
あれの作り方を考えてみよう。
まず普通に写真を撮ります。コピー用紙など白い長方形の紙の上に物をおいて撮るといいです。

こういう角度で撮ると当然パースがかかって、このように長方形の紙が台形に見えますよね、
この台形が長方形になるように、レタッチソフトで変形させます。

するとこんな間延びした画像になります。
縦横の比率も物と紙に合わせます。コピー用紙の比率は1:√2です
紙の白が、完全な白になるよう色調整します。
印刷して出来上がりです。

いろいろ作って遊ぼう!



こうすればできるだろうと、前から思ってはいたんですが、やってみるとわりと簡単です。
言い訳をすると、いまPCにレタッチソフトが入ってないんで、スマホで撮影、スマホで編集、
プリンタが依然壊れたままで20年くらい前の機種で印刷してるんで画質が悪いですね。
ちゃんと丁寧にやればもっといいのができる思います。
もっと浅い角度で撮影したほうが、実際の画像と立体的な見え方とのギャップがあって面白かったのかもしれません。
この例は差がないんで面白さがわかりにくかったかな。
ネットで見かけるプロが作ったような大がかりなのも基本的にこうやってるはずです。コピー紙の代わりに枠線引いたりとかね
道路にチョークで書いてるアーティストもいますが、手書きで歪んだパースを正確に描けるわけないんで
当然、写真やPCを使って似たようなことをやってると思いますね。
自分で作ってみると、自分で作っただけに平面だという先入観があるんで全く立体的には見えませんが
それをまたカメラで撮影してみると、まあそれなりに見えます。
後は演出というか見せ方ですよね。