「みんなのうた」の「コンピューターおばあちゃん」(作曲が坂本龍一な事で有名)

の映像に不適切な部分があるのでDVDなどが回収されるというのがニュースになってますが
みんなのうたアニメオタの私としては、この作品はアニメとしては興味なかったんですけど
このアニメを作ってる「とこいった」というのは、このblogでも何度か書いてる、
みんなのうたアニメーターの二大巨頭の一人、堀口忠彦のことらしいですね。(もちろんもう一人は南家こうじですが)
知らなかった。今見直してもぜんぜん堀口忠彦の絵だとはわからないですね。
無理やりそうだと見れば、まあ部分的に面影はありますが。
初期の堀口忠彦らしさがよく出てる「しあわせのうた」とか「ほんまにほんま」より昔ですから、
私が気づかないのも無理ないですが、あんな何の魅力も特徴も無い絵を描いてた人が、
「ほんまにほんま」みたいな味のある絵になって
クロネコヤマトのCMのようにスタイリッシュなアニメや
「母と子のテレビ絵本」の「魔笛」のような芸術的な絵になるんですね。驚いた。
その不適切な部分というのは、おばあちゃんがバイクで走ってる背景に
雷門の提灯とかパルテノン神殿(?)とかの写真が1コマづつコラージュ的というかサブリミナル的に使われてる中に
確かに、ヌードの女性のオシリの写真とか、よく見えないけど肌色の怪しい写真が何枚かありますね。
家庭用のビデオも普及してなかった時代の作品ですから、誰も気づかないと思ったんでしょうね。
まあ別にそういうのが見えたところで、私はそれほど不適切だとも猥褻だとも思いませんが
子供用ということを考えればそうかもしれない。