modoのカラーのクランプ

左は背景は白です。ちゃんと赤い球との輪郭にアンチエイリアスがかかってます。
中は背景を白の100倍の明るさにしたものです。ジャギジャギですね。
アンチエイリアスってのは非常にかんたんにいうと輪郭のジャギジャギを中間の色で埋めて滑らかに見せるものですが
色(明るさ)の差が大きいと中間の色で埋めてもジャギが見えてしまう。まあそれは設定で何とかなるでしょうが、
この中の画像のように使われてる色が白の100倍とかの場合、赤との中間の色も結局白の50倍弱程度、要するに画像の見た目では白になり
アンチエイリアスの意味がまったく無いってわけですね。
そのためにmodoでは「カラーのクランプ」って機能があって内部で部分的というかそういう計算の時だけ白以下(LDRI)に収めて計算するってわけですね。
右が中と同じものでカラーのクランプを使ったものですが画像全体の明るさは変わらずちゃんとアンチエイリアスはかかってます。
画像全体の明るさは変わってないというのがミソで、背景のHDRI画像を使ったシーンなどでIBLや鏡面反射への映り込みをクランプされちゃ困りますからね。
そこはうまくやってくれてるみたいですがどのパラメータをどの時点でクランプしてるのかわからない。
鏡面反射はまったく変わらないのかって言うとそうでも無くて荒い反射とかなんか変化はしてるんですよね。
もともとmodoの荒い反射の品質が悪いのでこの機能が有効かどうかと思って試してたんですが、よくわからない。