昔、一部のアンチShadeユーザーが某所で
「Shadeは形状を閉じるのに一点収束を使うから無駄なポリゴン(三角ポリゴン)が増える」
「一点収束で閉じられない形状(Uの字など)だと手間がかかる」
みたいな事を書いていて、それを信じてしまってる人が多いようです。
まああまりそれまで言われてなかったことではあり着眼点は面白いと思いますが
そこに気づいたならもうちょっと考えれば他のソフトでも同じってことはわかりそうなもんですけどね。
まあ私もその書き込みを見て「オヤ?」と考えるようになったんですが。


これは単に通常のポリゴンモデラーは立方体など閉じた立体からモデリングをはじめるのに対して
Shade(自由曲面)は線形状などの閉じてない立体からモデリングをはじめる、だから最後に閉じる作業が必要になる、
ってだけのハナシです。
通常のポリゴンモデラーでも開いた立体や線形状からモデリングをはじめれば最後に閉じ方で悩まないといけないのは同じです。
で、どうやって閉じるのかというと基本的にはやはり一点収束ですよね。Shadeと同じです。
Uの字のように一点収束が使えない形状だと手動でチマチマ面を貼っていくことになるのも同じ。(自由曲面よりシンドイ)
一発で面を貼る機能(多角形ポリゴンも同じ)もたいていのソフトにはありますけど(六角には無いが)極端に細長いポリゴンが出来たりして結局修正が必要になります。
Shadeでもポリゴンであれば一発で面を貼る機能はありますしね。(Uの字もOK)
自由曲面なら単純な形状は一点収束しなくても、パート内の線形状をコピーするだけでふたが出来たり
自由曲面で閉じたり出来ることを考えるとこの辺の自由度は高いしラクなはずなんですよね。
単にShadeユーザーにありがちな「Shadeのせいでうまく出来ない」「他のソフトならもっと楽に出来る」という勘違いな意見でしかないです。