ACDseeは高機能になったはいいけど以前の手軽さがなくなってるなあ。
トリムやサイズ変更や簡単な調整は画面を切り替えずにできるところが良かったんだけど
8からの変換後と変換前の画像を比較するために画面を切り替えたりする機能とか必要かな。
正確さが必要な作業や微調整はレタッチソフトに任せれば良いんじゃないかと思うんですけどね。
特にトリムのドラッグでサイズを指定してダブルクリックで確定、みたいな直感的な操作が無くなってるのが残念ですね。

画像は身分制度から逃れるために「強くなれば誰からも蔑まれることはない」と忍者になった非人カムイが、
結局上忍からの命令に逆らえず、望んでいた自由は得られなかったということで悔やんでいる図。

好きなシーン。
カムイの登場の仕方がヒーロー物してます。

カッコイイ主人公の登場の仕方って言うのは宮崎駿が監督したルパン三世「さらば愛しきルパンよ」がありますけど、
変装してたってことでちょっとそれに似てますね。
カムイ伝&外伝には、現在のヒーロー物っていうか少年漫画に使われる王道的要素がたくさん入ってます。
ジャンプ系マンガの「主人公がやっとのことで倒した敵をも簡単に倒してしまうくらい更に強い敵が次から次に出てくる」とか。
まあドラゴンボールとかね。そいつら今までどこにいたんだみたいな。ストーリーの前半で出て来たら主人公即死だな。
戦闘シーンの作画や漫画的表現も天才的で個人的には外伝の棒庵とウツセの戦闘シーンは必見です。
この時点ではカムイより圧倒的に強いウツセを子供のように軽くあしらう。
あのスピード感ある演出と味のある作画は誰だろう。小島剛夕が作画してた時期があるそうですがちょっと違う気もする。
棒庵のようなストーリーより前の時代に戦っていた年寄りが、ヨボヨボのくせに実は主人公たちより次元が違うくらい強い、
という設定も今のマンガでよく出てきますよね。バガボンドとかそうですよね。
ACDsee8はやっぱり使いにくい。