PCショップのサク○スが送料無料セールをやってますね。
xdの読めるカードリーダが急に必要になったんですが近所で買うと高いので、送料無料セールを狙ってたんですよね。
商売の鉄則としてメインの商品やサービスは安くしてはいけないってのがあります。
単価の安い品だからといってお得意さんに無料であげるなんてのは、もちろんもってのほかです。
前回安く買えた物や、頼んでもないのにタダでくれたものを次に高く買おうなんて誰もしないですよね。
自ら自分たちの商品とサービスの価値を下げてる事になるんです。
私がホテルで働いてたときにディナーショーでワインを無料で付けようという案が出て
私やレストランの店長らで猛反対したことがあります。
私はドリンク担当でしたし、ホテルのレストランはワインは本来メイン商品のようなもんですからね。
お茶や「おひや」のように頼んでもないのにタダでくれたものを次回金払って頼むはずがないんです。
その品が欲しくてお金を払って買うつもりで来たお客さんにもタダであげてるわけですからバカな話です。
買ってくれるはずのお客さんを逃してしまうことを商売用語で「チャンス・ロス」って言って
商売ではもっともいけないことですが、これも大きな「チャンス・ロス」ですね。
家電ショップなんかで、お得意さん優待セールとか創立何周年セールとかで
粗品をくれることがありますが商品である家電製品はあまりくれないですよね。
うちの近所の電機屋では何故か湯飲みとか茶碗をくれます。
ガソリンスタンドでもあまりレギュラーを安くしたりはしないですよね。
安くなるのはハイオクや軽油だったりします。タダでくれるのはティッシュですね。
スーパーでも生卵やティッシュが、客引きのためにありえないくらい安く広告に載ってることがありますが
あれもたいてい普段商品として扱ってない違うブランドのものだったりします。
それらはメイン商品の価値を下げないよう、そうしてるんですね。
素人っていうと失礼ですが商売のベテランから教育を受けてないと、大手企業でもこの間違いを冒しやすいんです。
販売や企画の仕事ってのはお客さんが喜んでくれるとうれしいし、やりがいも感じますからね。
でもそれは商売になってない。一時的に売り上げが取れても長期的にはデメリットが大きい。
商売の経験が永い人は絶対そんなことはしないです。やるのは新しい企業か素人の集まりです。
サク○スも案の定、送料無料セールがやめられなくなってきましたね。
私と同じように客が送料無料を待つようになってしまったんです。
今年に入ってすでに2度目です。年末もやってましたからかなりのハイペースです。
以前は数ヶ月に一度程度だったと思います。
amazonも昔は期間限定だったはずですが今では常に送料無料ですね。
まあ某e社の某Sソフトも目先の売り上げだけ見てると後でどうしようもなくなるでしょうね。